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「 あり得ないんだけど!マジで?いや、あり得なくねぇわ!いや、やっぱあり得ねぇ!いや、でも…っ」
派手な金髪の不良青年がソファに座り込み、テーブルでバラバラにちらかっている紙を見て騒ぎ立てている
「…(またなにかやってるね…?)」
パコ
「…兄さん煩いよ?もう夜遅いんだから近所迷惑でしょ?…お風呂上がったよ、早く入ってきな。」
タオルを肩に掛けて、びしょびしょな黒い長髪ををさりげにハーフアップに縛った少年が一人で騒ぎ立てている青年にテレビのリモートコントローラを軽くぶつけた。
この少年の名は種木 柊夜。
「おう!シュシュ~!お前スッゲェな!」
ぱっと柊夜の方に振り返り青年はにひひといたずらに笑った。
「気持ち悪いんだけど…なに?なにしでかしたの?」
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