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不安になるばかりじゃダメなんだ。
私は、これからつばさと生きていく。
きっと色んな困難がある。
その困難から逃げずに生きていくと決めたんだ。
困難の中に確かな幸せがある。
確かな幸せが。
私は、それを守り抜こう。
強く生きていこう。
そう思った時、私は立ち上がりある場所に向かう。
海が見える丘。
そこは、父親と母親が眠るお墓。
私は、その場にしゃがみ込み手を合わせる。
目を閉じて父親と母親を思う。
微かに残る父親の面影と暖かな母の温もり。
「ねぇ、父さん母さん。私やっと結婚する事になったよ」
そう呟く。
もし２人が生きていたらどんな言葉をくれただろう。
「私は、幸せよ」
心からそう思った。
「ねぇ、母さんも父さんと結婚して幸せだったんだよね？」
微かに残る父親の葬儀での母親の涙。
あの時の気持ちが今痛い程わかる。
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