7月24日 ~運命の日~

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鳴護と上条が部屋に戻ると、各々自由にリラックスしていた。 「お、もどったにゃーカミやん」 「あぁ、ってかお前未成年だろうが・・・酒持ってくんなよ」 「まぁまぁだぜい・・・」 土御門は言った後に大きなあくびをする。 現時刻は午後9時30分。 普通の感覚では電車があるからいいだろ~とか言える時間だがここは学園都市。終電の時間は完全下校時刻に合わせられているため、もう動いていない。もう歩くしかないのでそろそろ帰らないといけないのだ。 打ち止めは既に眠っている。上条宅のベッドを使用して。 幸せそうに「ムニャムニャ・・・もう食べられないーって、ミシャカはミシャカは・・・」とか言っている。 「私はそろそろ帰るわよ上条当麻」 「ボクも早ぉ帰らんと締め出されてしまうわ」 「俺たちも帰るかにゃー」 「そうだなー、兄貴もだいぶ酔ってるみたいだしなー。上条当麻、ごちそうさまなのだぞー」 「さァてェ、俺たちも帰るかァ」 一方通行は打ち止めの白シャツの襟を掴み、軽々とおぶる。 (完全に保護者だな・・・) 上条はそんなことを考える。 「じゃあなァ、ヒーロー」 「あぁ、またな」 上条と鳴護だけを残してみんなが出て行った。
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