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鳴護と上条が部屋に戻ると、各々自由にリラックスしていた。
「お、もどったにゃーカミやん」
「あぁ、ってかお前未成年だろうが・・・酒持ってくんなよ」
「まぁまぁだぜい・・・」
土御門は言った後に大きなあくびをする。
現時刻は午後9時30分。
普通の感覚では電車があるからいいだろ~とか言える時間だがここは学園都市。終電の時間は完全下校時刻に合わせられているため、もう動いていない。もう歩くしかないのでそろそろ帰らないといけないのだ。
打ち止めは既に眠っている。上条宅のベッドを使用して。
幸せそうに「ムニャムニャ・・・もう食べられないーって、ミシャカはミシャカは・・・」とか言っている。
「私はそろそろ帰るわよ上条当麻」
「ボクも早ぉ帰らんと締め出されてしまうわ」
「俺たちも帰るかにゃー」
「そうだなー、兄貴もだいぶ酔ってるみたいだしなー。上条当麻、ごちそうさまなのだぞー」
「さァてェ、俺たちも帰るかァ」
一方通行は打ち止めの白シャツの襟を掴み、軽々とおぶる。
(完全に保護者だな・・・)
上条はそんなことを考える。
「じゃあなァ、ヒーロー」
「あぁ、またな」
上条と鳴護だけを残してみんなが出て行った。
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