家の彼女はおバカです。

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とりあえず眼福眼福と。 じゃなくて!!起こしてあげないと!! 「君…大丈夫?」 「ふえぇ…転んじゃいました…」 若干涙目になりながらこっちを見るその娘に俺は目を奪われ、同時に胸の辺りをZIPされたような感覚が襲ってきた。 長い黒髪をポニーテールにし、クリクリッとした紫陽花色の瞳、子供が無理して大人の服をきたような雰囲気を漂わせる幼い顔立ち。 正に美少女。 そして俺がいまこの一瞬に感じたこの感覚… これは正しく愛だ!!(※故ハム先生参照) 「立てる?」 「はい!!私!!若槻 冬美(ワカツキ フユミ)です!!このご恩は必ず仕返しします!!」 「仕返しじゃなくてお返しじゃないの?」 「そうとも言います!!では!!」 なんかちょっとバカっぽいけど可愛かったな… これが俺と冬美の出逢い…そして始まりだった。
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