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入学式から三日…俺は友達もそれなりにでき、平凡な日々を送っていた。
端から見れば十分充実しているようにとられても可笑しくないがやはり俺は入学式の時のあの娘…若槻冬美で一杯だった。
寝ても覚めてもいつもあの娘が過って調子が狂う。
これが、恋なんだと思うけどこんなに辛いとは…
結局お返しもないし…
「あの、あのあの!!先輩いますか!!入学式の時の!!」
「春海ー!!お呼びがかかったぞ!!しかも美人だ!!」
『なぁ~にぃ~ッッ!!』
アハハハハ~殺気が怖いよ~
「先輩!!お久しぶりです!!」
「久しぶり。とりあえずこっち来て!!」
俺は冬美の手を引いて一目散に教室を飛び出した。
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