28  終焉

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純や「えぇ そう思われますが」 ハサウェイ「それからもう1つ…おまえがさっき踏みつけたドロドロのやつって何だと思う?」 純や「いや 分からないっす でも嫌な感触でした」 ハサウェイ「おまえよく見なかったかぁ あれ…多分人の肉だよ」 純や「人の?」 ハサウェイ「あぁ つまりあれはドロドロに溶かされた奴等の姿だと思うんだが 何だと思う?」 純や「それは奴等を溶かした成分って事ですか?」 ハサウェイ「あぁ 何を使ってだと思う?」 純「さぁ~ 知る由もないですが そうっすねぇ~ 名前しか知らないですけど考えられるとしたら苛性ソーダか…もしくわ…フッ化水素酸とか…あとは~~クロム何たらとか王水とか まあ妥当で酸性系の可能性が濃厚かと思いますけど」 ハサウェイ「硫酸か塩酸か…しかし俺の見る限りあんな腐蝕性の強い液体とは何だ?…特殊な物に違いないな」 純や「ザクトですね」 ハサウェイ「あぁ 何かは知らんが軍によって撒かれた薬品の痕だろう」 純や「浴槽かなんかにためてブチ込んで溶かすならまだ話しは分かりますが散布であそこまで溶かすなんて相当強力な薬品だと思いますよ 」 ハサウェイ「あぁ そうだ 純や!そこで1つ頼まれてくれないか」 純や「頼み? えぇ いいですが何です?」
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