28  終焉

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1階 エントランスホール エレナ、江藤、岩渕、近藤、堀口、中川vs理沙 理沙の背面から近づき 地を蹴り飛び上がった岩渕 空中で捻りを加えその反動で靴に仕込まれた隠しナイフをショットした。 また理沙の側面からはトンファー型の長刃を振るう近藤 正面からは江藤がサバイバルナイフの短刀で攻撃を加えた。 3方面から一斉に近接を挑んだ3人だったが… 理沙の白髪の髪をなびかせ キン キィン ザク ツイストされた岩渕のショットは盾に塞がれ 長刃は複数の触手により塞がれ サバイバルナイフはサーベルによって受け止められていた。 理沙「そんなヘッポコ攻撃 理沙には無足無足ぅ~」 チィ… 三者共同時にその場から離れ後退した。 その後退と同時に 今度は正面に位置するエレナが拳銃を発砲 続いて背面に位置する堀口、中川も小銃を発砲させた。 パァン パパパパパアン タタタタタタ タタタタタタ ピキュン ピン キュン エレナの放った弾丸は盾に弾かれた。 傷1つつかない強固なシールド 弾かれた弾丸は変則的にあらゆる方向に跳弾している。 背面から発砲された小銃の弾丸は理沙を捕らえ 鱗模様な白き肌に弾丸が食い込むのだが… 1つも効いた素振りなど見せない理沙が後ろへと振り返り口にした。 理沙「チクチクして痛いじゃなぃ~ そんなオモチャのガラクタ攻撃~理沙には不毛不毛~」 すると 理沙の背中にある異変が生じ、堀口、中川がそれを目にした。 生物殺傷に特化したこの利器による銃撃が… 背中に受けた無数の銃痕から弾が排出され、血に濡れた弾丸が地に転がってきたのだ。 中川「な…」 全く銃撃が通じなくなってきている。 額から一筋の嫌な汗が垂れ落ち 憮然(ぶぜん)たる面持ちで理沙を目にした堀口 アルビノの全身白化粧に包まれた幻想的な容姿で佇む理沙 堀口が小声で呟いた。 堀口「く……解(げ)せない変梃な物の怪め…」 射撃3 白兵3に別れた戮力協心なるフォーメーション チェンジされた近接組が再度踏み出し攻撃へと転じた。 岩渕は理沙に接近するや即座に片手を地に着け、スクート態勢に入った。
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