28  終焉

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近藤の血をぶちまけた手足や胴体などの各パーツが独立され、掲げる様に触手群によって浮遊されている。 理沙は串焼きでも食べる様に今度は頭皮へとかじりつき、毛をむしりながら頭蓋骨を噛み砕き始めた。 白い肌、白い髪に鮮血が付着し紅白に分かれた皮膚 だがその直後 皮膚に付着した血液が次第に皮膚へと吸収されていった。 割れた頭蓋骨から手をつっこみ、何やら脳内を夢中で掻き回し始める理沙 リアルな残虐過ぎるシーンに中川は吐き気を催し、思わず床にゲロッた。 空腹で吐くものなどなく胃液のみがリバースされ 前屈みで悶えた。 誰しも凍りつきその場で動きを止めている。 誰しもが理沙の夜食タイムを阻止する事が出来ずにいた。 岩渕「こ…こんどう…」 このゾンビ殲滅の部隊に入り 初めて犠牲となった部下の死を目の当たりにしている。 その部下が… 最高戦力なる一番の右腕… 近藤が今… あのシャブ中でイかれた頼もしい… あの近藤が… 自分の目の前で殺され… 食われている… 理沙がかき混ぜた終えたのか まるで飲料でも飲む様に 穴の開いた頭蓋骨を口へと添え のどに流し込んで行った。 理沙「プァー やっぱり脳味噌は美味しい~」 岩渕「こ…こ…こんどぉぉぉぉ」 岩渕の大声が館内へと響き渡った。
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