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頭が串刺されたままの突き刺されたサーベルが引き抜かれ、猫目で細まる真紅の眼で不気味な笑みを送る理沙が岩渕に顔を近づけた。
理沙「おっと いけないいけない順番間違えちった…そう言えば あなたは理沙のサーバント(使いっぱしり)になりたいんだったよね?」
ふざけるな…誰がテメェーのパシリなんぞに…
流血した腹部
痛酷な表情で岩渕は右足を蹴り上げ、ハイキックを見舞った。
バコッ サクッ
柔軟で長く伸びた足が理沙の首に到達
キレイに右の上段蹴りが入った。
そして理沙の首にはあの隠しナイフが突き刺されたのだが…
理沙「はぁ~ げんなりしちゃう… 何をしたって理沙には無効なのに…これでもまだ反抗しようなんて気が起きるなんてね…」
理沙が左右へ首を振りながら大きな溜め息混じりで口にした。
唖然とする岩渕が咄嗟に隠しナイフを引き抜き、ククリナイフで攻撃に転じようとした時だ
理沙に手を掴まれ、未然にそれを防がれてしまった。
理沙「はぁ~ もぉ~~ お馬鹿しゃん 何度も言わせないでよねぇ」
溜め息を含む理沙が目を瞑りながら呆れた口調で口にした その爾後
ゴキバキメキバキボキ
岩渕の右手が一握りで握り潰された。
へし折られた5指が変哲した向きで折れ曲がり、骨が飛び出す。
岩渕「ぐおぉぉ」
痛みで発狂する岩渕の両膝が床に着き、ゆっくり両サイドに配置された、2本の長刃が岩渕のこめかみへと添えられた。
そして伸びて来た1本の触手が黒刀なるククリナイフを取り上げた。
岩渕「かぁ…かああぁ」
理沙「痛い?痛いよね…ねぇ この痛みから解放されたい?」
岩渕「はぁ はあ ぐぅ」
理沙「じゃあ理沙が今からあなたに2つの選択肢をあげる 一つは自らの意志で進んで理沙のサーバントに下るか? それとも…あくまで抵抗して、このままお団子コレクションの一員になりたいのか…?どの解放を望むかしら さぁ 選ばせてあげるから自らの口で言ってごらんなさい」
岩渕「がぁあ…はぁ はぁ はあ」
何が選択肢だ…
そんなの言うまでもない…
答えなんぞ はな(最初)から決まってる…
岩渕へと覗き込み顔を近づけた理沙
理沙「さぁ 痛みで苦しむより早く楽になりたいでしょ 決めなさい」
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