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目的ポイントであるエレベーター前で円陣の様な体勢の中心に位置するハサウェイがトランシーバーを手に取り!
ハサウェイ「地下潜入成功!待機します。」
トランシーバーを一旦下ろし返信を待つが返ってこない…
トランシーバーを再度口へ置き
ハサウェイ「地下潜入成功!そっちはどうですか?」
ハサウェイは、前方に位置するエレナと葛藤に眼を合わせながら待つが一向に返信が来なかった。
江藤「おかしいね!壊れました?」
ハサウェイ「いや!」
三度トランシーバーを手に取り
ハサウェイ「目的ポイントへ到着成功!そちらの現状を…」
それから2~3秒の間が空いた後トランシーバーへ返信が届いた。
「ガーーー!指揮官はもう死んだよ!どうぞ!ザッ!」
聞き覚えの無い男の声が届き、それはその場にいる全員が耳にした。
ハサウェイ「あなたは誰です?おおますさんは?」
「ジッ!あぁ俺?俺は芹沢と言います。おおますさんは、既に亡くなりましたよガガッ!」
純や「何?おおますさんが亡くなったってどうゆう事?」
突然、トランシーバー越からおおますの訃報が告げられた?
何を言ってる?何の冗談を…聞き違えたのか
あまりに唐突で呑み込めていない一同
ハサウェイは、ゆっくりとした口調で問うた。「どうして?何があった?感染者に…?」
芹沢は、回転するチェアーを半回転させ2つの横たわる死体へ目を向けると悪童の様な無邪気な笑みを浮かべながら「ん~~感染者の餌食になった訳じゃないよ!ちゃんと警備室には着いたよ!」
ハサウェイ「…」
芹沢は、眼鏡の奥に潜む目つきが悪魔のごとく鋭さに変わると「じゃあ教えようか…邪魔臭いし、おおますと前田とか言うおっさん諸共俺等がぶっ殺してやったんよ!」
トランシーバーから口調の変化した芹沢の言葉が発声され、衝撃が走る…
ハサウェイ「おまえらがおおますさんと前田さんを殺したのか?」
芹沢「あぁそうだよ!2人とも床に血をぶちまけて無惨な姿でくたばってるよ!今、目の前に二つの死体が転がってる。」
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