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スタイル「こんな事態になった以上、生存者さん達には悪いけど作戦は失敗よ!今なら…このまま引き返せば帰れるわ!さぁ!行きましょ」
スタイルが歩き始めるとハサウェイが呼び止めた。
ハサウェイ「スタイルさん!無駄だよ!既に駐車場入口の頑丈なシャッターも降りてるだろう…出る事は出来ない」
スタイル「そんなの行ってみないと分からないわ!奴等がさっき外から入ってきたじゃない」
ハサウェイ「さっき閉まる音がしたんだ!もう行かなくても分かるよ…残念だけど!ここはもう閉じ込められたんだ…完全に」
スタイル「そんな…じゃあどうするのこれから?本気であんな野蛮な奴等相手にするつもり?」
よしたか「当たり前だよ!あいつらは、前田のおっさんを殺したんだ!敵討ちしないと気が済まない」
純や「そうだぁ!俺達もおおますさんが殺られた!仇討ちしないと怒りがおさまらない」
スタイル「嫌よ!それは…確かに許せないし、憎いかもしれないけど!目的が違うもの!殺し合いのゲームなんか嫌!そんなの絶対嫌!」
よしたか「もう!あんたも立派に巻き込まれたんだ!腹くくるしかないよ」
スタイル「私もあの殺人鬼達に命を狙われるというの…」
純や「スタイルさん!その通りだよ!殺人を快楽に思ってる様なイかれた輩だ!躊躇無く命を狙ってくるだろう」
江藤「純や君!とりあえず落ち着いて」
純や「落ち着いてられるかよ!おおますさんが…」
江藤「今は、錯乱してても仕方無い!みんな冷静になろうよ!っで!どうします?」
江藤がハサウェイへ振ると
ハサウェイ「奴等が敵になった以上、今後ゾンビと、俺達の三つ巴の図式になるだろう…」
エレナ「そうですね!感染者だけでもリスクが大きくて苦労するのに…でも、主旨はやはり上の人達の救出です。とりあえず上を目指しませんか!?」
スタイル「嫌よ!もう作戦はオジャンになったじゃない!見殺しにするのは心が痛むけど上に行けば行くほどに更にリスクが上がるじゃない!ここは安全なんだからここに留まるべきよ」
エレナ「スタイルさん!今は安全だけど、ここも直に奴等が侵入してくる可能性は高いの!脱出するしか…このビルに安全な場所なんて無いに等しいのよ」
スタイル「そんなぁ…」
江藤「ここに居てもラチあかない!さっき32階が手薄だと言ってたけど行ってみますか?」
葛藤「罠だったら…?」
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