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傷の付いてない綺麗な女の感染者、腐りかけの感染者、両腕が欠損している感染者、片足が無く跳ねながら前進する感染者、頭部の4分の1が欠落している感染者と様々な状態の感染者が一斉に4人の瞳へ映った。
ハサウェイは、引き続きアーチェリーを構えながら「純や まだか?」
純や「もうちょいです。」
渾身の打撃でドアノブがそろそろ壊れる寸前だ
ハサウェイは掃射した。
照らされてるにしても少し暗がりの中、早業な手つきで的確に的中させ奴等の行動力を無にして行く…
エレナがふと辺りを見ると10メートル付近でほぼ奴等を撃ち落としてる事に気が付いた。
あんな一斉に来る奴等を…凄い…
その時 ドアノブが外れ落ちる音がした。
純や「よし!壊れた」
ハサウェイ「江藤 ライターとか持ってるか?電気が点くか分からないから…純やとハシゴを探してきてくれ その間食い止めとくから速攻で頼む」
純や「ライターなら俺が持ってる 行くぞ江藤」
江藤は、頷き純やと2人で中へ入って行った。
ハサウェイは会話しながらも8体目を射抜き終え筒から矢を2~3本抜き取る
ハサウェイ「エレナさん 怖いだろうけどライト頼むね」
エレナは頷きライトを照らし続けた。
恐怖心ですぐにでもここから離れたい…だが同等にハサウェイによる洋弓のハイレベルなスキルとハサウェイが見せる冷静な表情を見ていて…この人と入れば絶対助かる そんな微かな安心感が湧き上がってきた。
グサリと刺さり射抜かれた感染者が目を開けたまま地面に倒れた。
かれこれ25体以上は倒しただろう…
ついに走る者の存在が潰えたのか?
現れなくなる
だが 今度は暗闇の中からぎこちなく、ヨロヨロとゆっくりな足取りで歩行する大量のゾンビが姿を現した。
遅れてやってきたゾンビの大群は少なく見ても50体以上はいるだろう…
ハサウェイ「今度はノロノロのお出ましかぁ…まああの数が走る奴等じゃないだけましか」
低い声でうなりながらゆっくり近づくゾンビ達
ハサウェイ「あんなトロ臭い奴等相手にするだけ無駄だから俺達も行こう」
エレナは頷き愛犬を連れて2人も中へと入って行く
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