1 遭遇 

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感染者は、仰け反りそのまま後ろへ倒れると永久に動きを止めた。 三本の矢が突き刺さる感染者の死体を見下ろすエレナは、突然現れた三人の男達に命を救われたが…まだ頭が混乱していて何が起きたのか整理出来ていない… 身体の力が抜け地面へしゃがみ込むエレナに愛犬が近づき、エレナは愛犬を強く抱きしめた。 震える体を精一杯抑えようと試みる 弓の男「大丈夫?怪我はない?」 エレナに向け口を開いたと同時に 「ジィージジィ!電波が乱れザァーザーかったやっと繋がった!ザァ!」 三人の男達が耳に取り付けてる無線機に無線が入ってきた。 「ガガっ!今どの辺りにいる?ガァ!」 弓の男が無線のトランシーバーを手にすると「靖国通り沿いです。防衛庁を少し過ぎた辺りにいます」 「ザァー!すぐにその場を離れろ!ザァ!」 弓の男「何か起きたんですか?」 「ガガッ!10分前にガァー!らくが入って初台で大量のノロ系と四ザァー!先でも大量のランナー(感染者)がザァーザァーる、その場で挟み撃ちガガガ!」 感染者に突き刺さる矢を引き抜きながら純や「そいつらの数は?」 「ジジジジィ!数えきれん程だ…おまえらの手に負えんザザ!直にそこいら溢れかえるぞ!ザァ!早くその場を離れろガガッ」 弓の男「了解」 弓の男が車の屋根から飛び降りると2人の男へ「地上で帰るのは無理そうだな、ルートを変えよう」 そして、エレナに近づき手を差し伸べた。 弓の男「立てるかい?名前は?」 エレナは頷きながら「エレナと言います…あの…何て言ったらよいのか…あの助けていただ…」 弓の男はエレナの話しを中断させ「エレナさん!もうじきここに大量のゾンビがやってくる…死にたくなければ俺らに着いて来て!どう?一緒に来るかい?」 エレナは、頷くと差し伸べられた弓の男の手を掴み立ち上がった。 弓の男「すぐに移動しよう」 エレナ「あの…」 弓の男がエレナに振り向く エレナ「お名前教えて頂けますか?」 「ハサウェイ!俺の事はそう呼んでよ」
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