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広々とした射撃訓練場は6箇所のレーンがあり奧には的表が釣り下げられていた。
エレナは引きずる様にハサウェイを運び武器、弾薬保管庫を探した。
更衣室、リラックス室、喫煙所、シュミレーション室が並びそれらを横目に２人は奧へと進んで行った。
ゾンビが間近まで迫っている… どうしよう？
ハサウェイさんは…今負傷して動けないでいる…
ハサウェイさんに頼る事は出来ない…
このままじゃ２人共襲われて死んでしまう…
私しか…いない…
やるしかない…
この人は絶対死なせない…
勿論私も…
エレナは華奢な体で、大の男を運びながら必死に武器保管庫を目指した。
そして！奧に保管庫を発見しハサウェイを抱えたまま扉の前に立つ！
そっと扉の側でハサウェイを床に下ろしエレナは、 四重にもなる鍵を開け中に入った。
庫内には拳銃ニューナンブが規則正しい番号順に並べられ下には所持する人の名札が貼られていた。
その真向かいには20発入り1ダースの箱がこちらも整理され大量に置かれていた。
しっかりと厳重に管理されている
弾は100ダースはある
エレナは武器庫に置かれた黒のバッグに全ての弾薬を詰め込んで行く…
外では意識がまだ朦朧としたハサウェイがぼぉーと周りを見渡した。
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