14 銃撃

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エレナは恥ずかしくなり更に顔を赤らめた。 ハサウェイ「ありがとう」 ハサウェイが感謝の言葉を口にする。 エレナ「え?」 ハサウェイは手を当て「傷の手当てしてくれたんでしょ!ありがとう…それと…」 ハサウェイは前方へ指差すと「これ…全部エレナさんがやったんでしょ?俺の命も救ってくれたんだ…ありがとう!」 エレナ「そんな…命を救っただなんて…私はただ…がむしゃらでした…今私に出来る事をと…ただ必死になってハサウェイさんだけは何としてもって…」 ハサウェイ「なら…やっぱり守ってくれたんだね俺の事…ありがとうだよ!」 エレナ「え…いや…はい!どういたしまして…私の命の恩人ですし…」 エレナの声が小さくなる「…当然の事したまでです。」 ハサウェイ「今や俺にとっても大事な人だよ…エレナさんは」 エレナは顔が真っ赤になり、ハサウェイの顔を見る事が出来ない… ハサウェイ「さて!純やと江藤も心配してるし…そろそろ帰ろう!」 ハサウェイが立ち上がり黒いバッグを持つと「重いな!これ中…全部弾丸?」 エレナ「はい!2000発分あります。あ!さっき100発以上使っちゃいましたけど」 ハサウェイ「そっかぁ!」 ハサウェイは無線トランシーバーを手にした。 ハサウェイ「俺だ!迎えに来て貰えるか?」 純や「ザァァ!了解!10分で行きますザァ!」 2人を取り囲む様に積み上げられた感染者の屍を通り抜け射撃場を後にした。 エレナはふと倒れた機動隊ゾンビの横に落ちている物を発見し拾う ハサウェイのアーチェリーと弓矢の入った筒だ! エレナ「危ない危ない!こんな大事な落とし物!これは私が持ちますね」 ハサウェイが頷くとエレナの手を握り… ハサウェイ「さぁ!家に帰ろう!」 エレナは満面の笑みでハサウェイの手をギュッと握り締めると「はい!」 拳銃と弾薬を無事入手し皆の元へ帰る2人… これから超高層ビルを舞台に激しい戦いが待ってるとも知らずに…
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