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黒塗りの完全武装したやつらが市街戦で前方から迫り来る感染者をアサルトライフルやショットガンでことごとく撃ち落としていた。
30人程の部隊がゆっくり前進しながらRPGのロケットランチャーを使用したり手榴弾を投擲しながら快進撃を映す動画だった。
おおます「北上するそうだ!まあ東京へ来る頃どうなってるか…でも…お前等が望んでいた反撃が遂に実現したんだよ」
ハサウェイ「…なるほど…嬉しいニュースですね!頑張って貰わないと!全てを託したいです。」
同マンション905号室
エレナと江藤が筋力トレーニングに励み汗を流していた。
するとそこに恵美子が入ってきた。
恵美子「エレナさん!クリスちゃん私に懐いてくれたようなの!この子可愛いわね」クリスが後から部屋に入ってきてエレナを見ると足早に近寄って行った。
エレナがクリスの頭を撫でるとクリスは床に転がり腹ばいになった。
エレナが腹を撫でながら「そんなに早く懐くなんて恵美子さん凄いですよ」
恵美子「私、犬好きだから…そうそう!あれ?純やとハサウェイは?」
江藤は筋トレを続けながら「純や君は爆睡中、ハサウェイさんはおおますさんに呼ばれて管理室へ行ってるよ」
恵美子「あらそうなの…そろそろ無くなりそうだから…ならお2人に調達お願い出来るかしら!クリスちゃんのドッグフードも加えて」
恵美子はメモ用紙にボールペンで書き加えた。
エレナが江藤を見ると
江藤「食料の調達だよ!いつもは純や君とハサウェイさんと三人で行ってるんだけど!特に危険は無いし2人で行こうか?」
エレナ「食料庫なんてあるんですか?」
江藤「あるよ!二階建てのスーパーだよ!」
エレナ「スーパー?」
エレナの瞳が急にキラキラしたように見えた。
エレナ「行く行く!お買い物ですね!連れてって下さい!」
エレナと江藤は、恵美子に頼まれスーパーにある食料調達へ行く事となった。
EVが二階に止まるとカゴを持つ2人が姿を現し 、非常階段の扉を開いた。
外に面した非常階段の先に木の板で橋が作られている。
ルンルン気分なエレナは「わぁーおー橋だぁ」
江藤「エレナさんあまり外で大声出さないように!」エレナは、とっさに両手で口を覆いながら隣りのビルへと渡った。
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