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~~聡真視点~~
突然現れた魔方陣に呑み込まれました聡真です。今僕は光の中を通っています。
「どこ行くんだろ…というかそれより修は無事だろうか」
巻き込まれてないといいけど…。
この頃修は絶賛落下中ということを彼は知らない。
「っと、地面だ」
「あなたが勇者様で……」
声がしたので顔を上げると、そこには偉く着飾ったお嬢様風の女の子が立っていました。
「えっと…あの~一応確認しますけど、勇者ってどういうことでしょうか?」
「は、はいぃ///あの、そのぅ…」
よし、言葉は通じるみたいだ。けどだめだこりゃ、話しにならないや。顔真っ赤だし、どうしたんだろう。
…あ、そっか!僕が知らない人だから緊張してるんだね!
「緊張しなくていいよ。教えて、ここはどこなの?」
「あ…はい、ここはリサルヴェル王国の宮殿です」
…聞いたことない国だな、ということはやっぱりここは異世界かな?
ということはあの魔方陣は勇者召喚のものだったんだね。勇者なんてお伽噺だと思ってたから、自分が勇者になるっていうのには驚きだよ。
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