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俺の名前は神崎 修(しゅう)、センター試験を控える高3だ。勉強はそこそこできるほうだと思うが、他はフツー。さした特技も夢もない。更に様々なことに興味がない無気力にn…もうやめよ、言ってて悲しくなってきた。
「あっ、おーい修ー!帰ろうよー」
「チッ、お前か。お前が来るとろくなことがないんだが…」
「酷くない!?人をトラブルメーカーみたいなこと言わないでよ!」
さあなにかほざいているが放置して紹介しよう。
こいつは金城 総真(そうま)、イケメンである。大切なのでもう一度言おう、イケメンである。更に勉強はいつも学年1~3位だし、スポーツも万能、更に更に性格もめちゃくちゃいいという超ハイスペック男だ。
簡単に纏めると主人公タイプだ。
欠点は、超鈍感だということくらいだろう。あと虫が苦手だ。主にうねうねしてるやつ。
「そういや、今日は取り巻きいないんだな珍しい」
「うん。何かみんな用事があるらしくてさ、今日は修と帰れるなーと思ってね」
「男に言われても嬉しくねぇ…」
「ご…ごめん」
「冗談だ冗談。お前はホントいつまでも純粋だよな」
まあ、こいつ自体はいいやつなんだよ。
俺がこいつとつるみたくない理由はそう、こいつがいると大概視界に入ってくる、いわゆる取り巻きと呼ばれる5人の女子どもだ。
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