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しかし、案内するのはいいが、どうやって運ぼうか…う~ん…
そして
「あの…すごく恥ずかしいんですけど」
お姫様だっこになった。不本意だが。
不・本・意・だ・が←大事なので二回言いました。
「さあて行くかな」
俺は翼を出して飛んだ。
ちゃんと飛んでみるとその速いこと速いこと。あっという間に森を脱け出せた。
なぜもっと早く思い出さなかったのか…
ちなみにラミエルさんはすぐ慣れてキャーキャー言ってた。俺が翼出してもあんまり驚かなかったし、すげえな適応能力。
「あ、私の家この辺です」
「わかった。じゃあ降りるよ」
―――――――――
「今日は本当にありがとうございました!」
「いやいや、無事に帰れてよかったね。じゃ」
「あっ……」
俺は狩って置いといたイノシシのもとへ直行した。
正直これ以上ラミエルさんの近くにいたくなかったという理由もあるが。
「やっぱりまだ女の子苦手だな…それよりあのイノシシ、放置してきたけどまさか食われてないよな…?」
どうやらフラグだったようだ。
俺の狩ったイノシシは現在進行形で2m程のでかい犬っぽいやつに食われていた。
ってか
「俺の飯に何してくれてんだ犬畜生がぁぁぁあ!!」
俺は一瞬で犬畜生の脇腹に近づき、思いっきり殴りとばした。自分でも驚きの速度だ。
犬畜生はすごい速度で木をへし折りながら飛んでいき、そして見えなくなった。
俺強ぇ…!
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