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今はさすがに暴力はないが、暴言はよく言われる。そのせいで俺は女子全般が怖くなった。だからと言う訳じゃないが、彼女いない歴=年齢だ。彼女欲しいと思ったことがないけどな。
俺は今日みたいに取り巻きさえいなければ聡真と一緒に帰ったりしてる。ごくたまにだけどさ。こいつ以外にも友達いるし。
…え?リア充撲滅委員会?あったけど入らなかったよ?だって興味なかったし。
「それにしても久しぶりだな、一緒に帰るの」
「3週間ぶりくらいかな?まあゆっくり話しながら帰ろうよ」
「そうだな」
――――――――――
「そろそろ俺ん家の近くだな」
「…ん?ねえ修、なんか光ってない?」
「そうかぁ?お前の虹彩が異常起こしてんじゃねえの?」
「そんなはず無いと思うけどなぁ…」
俺たちはとりあえず上を見上げてみた。するとそこには…。
「…何だあれ、魔方陣?」
「ッ…修!危ない!!」
俺はそういった聡真に突き飛ばされた。
「そ…聡真!?」
「修、よかっ……」
光が消えると、聡真はどこかへ行ってしまっていた。まさか…異世界にでも召喚されたのか?そう考える以外俺には対処法が思い付かない。小説の読みすぎか…?まあとりあえず
「…聡真、お前の死(?)は無駄にしない!俺は明日からお前の分も生きてみせるぞ!」
はい、供養終了!!
俺は気持ちを新たに一歩を踏み出した。
しかしそこには光輝く穴が開いていたのだった。
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