恋する不良

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久しぶりにケンカしちまったぜ… 口切った、いてー… 今日はこっちの道から帰るか…… 「お見舞いには、その花よりこっちの花の方がいいぜ!」 「毎回ありがとね、ゲンさん」 ?お見舞い?花?ゲンさん? 花屋か! 花ねぇ……興味ねぇ…な……… ズッキューンッ!!! な、なんだよ!今の! 心臓打ち抜かれたみたいなの! あのおっさん見てからだ… なんかドキドキしてきた! 「どうした坊主?ケガしてんじゃねぇか!ちょっと待ってろ!」 俺「え?あ、はい」 話しかけられた! 鼻血でそう… 「手当てしてやるからこっち来い」 俺「え?いいよ、慣れてるし。ほっときゃ治るよ」 「いいから!こっち来い!俺が見てらんねぇの」 俺「分かった…あんた名前は?」 ゲンさんだろ? 知ってるよ! でも一応… 「あぁ…俺は渋谷 源二(しぶたに げんじ)、お前は?」 !!まじかよ! 俺「渋谷 誠(しぶや まこと)!」 源二「え?なに?もしかして漢字一緒?ちょっとここに書いて」 俺「おっさんもこの漢字?」 源二「お、おう…同じだ!てかおっさんやめろ!気軽にゲンさんとでもよべ!」 俺「おっさん、手当てあれがとな!おっさんマッチョだな!俺は細マッチョ!」 源二「どういたしまして!ってだからおっさんやめろ!…いい筋肉してるだろ?昔ちょっと格闘技してたからなー」
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