35人が本棚に入れています
本棚に追加
久しぶりにケンカしちまったぜ…
口切った、いてー…
今日はこっちの道から帰るか……
「お見舞いには、その花よりこっちの花の方がいいぜ!」
「毎回ありがとね、ゲンさん」
?お見舞い?花?ゲンさん?
花屋か!
花ねぇ……興味ねぇ…な………
ズッキューンッ!!!
な、なんだよ!今の!
心臓打ち抜かれたみたいなの!
あのおっさん見てからだ…
なんかドキドキしてきた!
「どうした坊主?ケガしてんじゃねぇか!ちょっと待ってろ!」
俺「え?あ、はい」
話しかけられた!
鼻血でそう…
「手当てしてやるからこっち来い」
俺「え?いいよ、慣れてるし。ほっときゃ治るよ」
「いいから!こっち来い!俺が見てらんねぇの」
俺「分かった…あんた名前は?」
ゲンさんだろ?
知ってるよ!
でも一応…
「あぁ…俺は渋谷 源二(しぶたに げんじ)、お前は?」
!!まじかよ!
俺「渋谷 誠(しぶや まこと)!」
源二「え?なに?もしかして漢字一緒?ちょっとここに書いて」
俺「おっさんもこの漢字?」
源二「お、おう…同じだ!てかおっさんやめろ!気軽にゲンさんとでもよべ!」
俺「おっさん、手当てあれがとな!おっさんマッチョだな!俺は細マッチョ!」
源二「どういたしまして!ってだからおっさんやめろ!…いい筋肉してるだろ?昔ちょっと格闘技してたからなー」
最初のコメントを投稿しよう!