田吾作

ダンジョン始めました

「そうだな…先ずは筋力だな。」

「筋力が上がったずらか？キックの威力が上がったずら」

「他には…ダンジョンの知識！入ってるだろ」

「本当ずら、ダンジョンの知識が入ってるずら…オッ？魔力ってどうするずら？」

「お前から吸収してんだよ、足りない分はダンジョンに入って来た奴から吸収だな」

「倒すんだべ？」

「ちゃんと知識が入ってんな、しっかり頑張れよカス」

「改造されたオラなら大丈夫ずら、だとも…メンコイ娘っ子は嫁さんにしたいずら」

「鏡見てから言えよカス！
牢や枷、首輪とか創れる魔力を集めてからにしな」

「メンコイ娘っ子…
頑張ってダンジョン創るずら！」

こうして、オラオはダンジョンを少しずつ造り始めていく。

しかし忘れてはならない事がある。それは、オラオは改造等されて無い事、コアが創った物は四畳半一間の狭いコアルームだけな事、かろうじて｛魔力吸収｝のスキルが付いているだけと言う事を。