ダンジョン始めました

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これは制約なのかも知れない、もしダンジョンコアが自由に魔力を吸いとれるなら、ダンジョンマスターは必要が無い。 コア自身が魔力を集め続ければ良い事になる 遠距離においてはマスターから、ダンジョン内においてはマスターが手を加える事により弱った侵入者から魔力を奪う、そこにダンジョンマスターの存在意義は出て来る。 倒す為にダンジョンを改装し、ダンジョンを出たマスターはその手を血に染め魔力を貯める。 ダンジョンコアとダンジョンマスターは利害の一致する寄生関係なのだ。 オラオに関しては鵜飼いの鵜にしか見えないが… そして、畑の真ん中で倒れたまま暫く経つ事少し。 ようやく起き上がれるようになったオラオは、また普段の生活に戻るのだった。 そんな事を暫く続けた頃、ダンジョンコアからの念話がオラオに届くのだった。 〔ヨォ。どうすんだよもうすぐダンジョンの開放日だぜ〕 そんな事を言われてもオラオには何の事かサッパリ分からないのだった。 「開放って何ずら?」 〔カス!最初に言ったろ〕 言って無い。 〔明日がダンジョンを作ってから一週間だろ?ダンジョンを開放するんだよ〕 「そうずら?開放すれば良いずら」 〔ダンジョン入ったら直ぐコアルームだバカ!一歩で命(たま)取られるつーの〕 なるほど言いたい事は大体分かった開放前に急いでダンジョンを形にしなければならないのだと。 「任せたずら」 オラオは分かっていない様子だが…
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