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〔どうだ!なかなか良いアイデアだろ〕
と、ドヤ雰囲気のコアにオラオは言葉を返す。
「おらは鎌を持って待機ずら?」
もう一度言うがコアルームには手術台以外何もない。当然武器となる物はオラオの私物である農作業用の鍬や薪割り用の鉈、鎌、包丁も武器にもなりそうだが…
鎧や剣で武装した者相手に鎌や包丁で立ち向かう事を強要されたオラオの冥福を祈りたくなる。
〔騎士相手に鎌?
プッ…どこの一揆?
バカじゃねぇの?
包丁に決まってるだろカス〕
「プッ…騎士相手に包丁ずら?
どこの山姥ずら?
お巡りさ~んコンビニ強盗がいるずら~
男はやっぱり鍬ずら」
〔バーロ、鍬ですか?バカですか?
柄が邪魔で相手に届かないとかウケる~
【男はやっぱり鍬ずら】キリッ
ヒャッヒャッ死ねカス!〕
えーと…
めくそ鼻くそって感じ?
とりあえず魔物が居ない卑怯なダンジョン?はこうして開放される事になった。
村の外れにある畑のダンジョンでオラオは生き延びる事が出来るのであろうか?
だがまだ時間はある、ダンジョンとしてギルドに認定を受け、各地のギルドに連絡がいき漸く本格的な冒険者が訪れる。それまでは…多分。
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