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そしてオラオは父を魔物により亡くしている為に叔母さんであるネネはオラオの事を自分の子供の次に心配していた。
人間だもの優先すべき順位があるのは当たり前。
全てが平等で優劣が無い世界など在りはしない、みんな仲良く同じ様に幸せなど生物には無理なのだから。
世界は弱肉強食。
世界は不平等。
世界は厳しい。
この世界の人々はそんな当たり前の事を子供のうちから学んで行く、だから…
逞しい。
「それで家にも帰らず何をしてたんだオラオ」
マサオに問い質され言葉に詰まるオラオ…まさかダンジョンを作った、ダンジョンマスターになった等人に言える訳がなく流石にオラオにもそれ位の分別はある。
「おら、マスター「待て!それ以上言うな。〇ーションなんて言われた日には某メイカーと被るからな」
今言おうとした?オラオはアホか?
幸いマサオは違う方に勘違いをした様子ではあるが勘違いの方向がオラオに似合い過ぎ、残念感がMAXである。
マサオの気遣いにより「暑さのため森で倒れていた」になったオラオの捜索は無事終了となった。
その頃ダンジョンに侵入者がいたのだが何故かオラオに知らせないコアであった。
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