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表面はおろか内部まで魔力の増える環境を持つスライムの誕生、そしてそこを通り抜けるオラオに付着する魔力。
「魔力スライムは出来た。
先ずは第一段階はクリアか……」
コアルームにコアの呟きだけが響く。
「ただいま～腹減ったずら～」
「まぁ待て俺のメシが先だ」
「待つ、待つずら飯食う体力くらいは残し…」
「ご馳走様でした」
「ヌッ殺…ずら…」
こうしてオラオの飯は後回しとなるのは、最早いつもの日常ではある。
だが、しばらくして復活したオラオはやっと飯にありつくのだが、オラオの回復が段々速くなって来ていた。
コレは先程のコアの一人言と関係はあるのだろうか？
『魔力吸収』のスキルと魔力スライム。これはコアの思惑通りの筋書きなのだろうか？
「干し肉を作成ずら」
「却下だボケ！」
「モモ肉を召喚、承認ずら」
「お客様。品切れでございました」
「ムキｯーずら」
「麦一粒を作成しました。必要魔力は３万でした」
「ぼったくりずら……」
何だかどうでも良い気分。
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