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コアの創り出した手術台だが、拘束し眠りにつかせる事は出来るが、他はベッドと同じ機能しかない。
「たく…イライラさせるカスが!
しばらくはゆっくり補充になるのか…腹減ったぜクソ」
イライラさせるオラオをただ眠らせる為だけに、手術台の機能を使ったコアだった。
しばらくして目覚めたオラオは、自分を取り巻く状況に唖然とした。
「ほどけないずら…オラ改造されたずらか」
手術台の上で目覚めたら入院か改造手術しか思い浮かばないのは仕方無い事だろう。
いや、改造は無い!
しかし。
オラオは改造にロマンを感じる精神構造らしく色々と改造に想いを馳せ始める。
「バッタと合体が良いずらな~、蝙蝠も捨てがたいすら、何かな~」
そんな妄想はしばらく続き、イライラしたコアが話かけるまで続いた。
「ブツブツうるせえよカス!
キャンたまたまぶったぎるぞ」
「ごめんなさい。たまたまたまは堪忍して欲しいずら」
「そこは死守するんだな…まぁ良い。
何ブツブツ言ってやがった?」
「オラ、オラ改造されたずらか?
バッタが良いずら」
「されたいのかよ…んな魔力のかかること…
…
知りたいか?」
「勿論ずら!教えてけろ」
半ば喜びと期待に笑顔のオラオを見て…?
コアは適当な事を言い始める、改造する気など無いのに。
改造と言ってもオラオの期待する改造とは少し違う、出来ない事は無いが。
基本的な改造とは、筋力を高めたり、魔力発生装置を埋め込んだり、空飛べたり、イケメンにしたり、魔法陣を埋め込みスキルを付与したりする程度でライダーにはなれない。
バットーメンも無理だ。いや出来るがしてはならない。
裁判は嫌だ。
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