イジメとはやってる側がそう思ってないたちが悪い

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「貴方攻撃系の魔法がほとんどつかえなせんね?貴方の戦い方は息もつけないほどの猛攻で相手を確実に殺すもののようですが、私が魔法を使う暇がないように、貴方も魔法を使う暇がない。 つまり貴方は遠距離に弱い。そこをあの回避力で補っているのでしょう。 ですがこれならどうですか? レインボーシャワー!」 直後、上空に無数の色とりどりの矢が出現する。 不味い!この量は避けきれないっ! しかも俺は防御の魔法は使えない。 どうすれば…… そんなことを考えている内に矢が発射され始めた。 ああもう! 俺は両手を狼化させ、矢を迎え撃つ。 後は、飛んでくる矢を拳で叩き落とすだけだ。ダメなら仕方ない。 そして無数の矢が俺の体に降り注ぐ! 「オラオラオラオラオラオラ!!」 できる限り叩き落とすが全ては無理だ。徐々に矢が当たり始める。 一本一本に大した殺傷力は無いが、いかんせん数が多い。俺がダメージを受けるのは必至だ。
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