イジメとはやってる側がそう思ってないたちが悪い

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十数秒の間矢が降り注ぎ、そして矢の雨は止まる。 矢が晴れた先にあったのは、ボロボロになっているが、未だ立っている時哉の姿だった。 「グッ!ハァハァハァ…………」 ヤバい全身が超痛い。だが負けなかった。半端ない攻撃だったが大丈夫。 歯の治療をしたときの激痛に比べればな…… あれはヤバいね何がヤバいって、ヤバいってことしか考えられないからヤバい。 「どーだ全帝!負けなかったぜ!」 俺はバァァンとジョジョ立ちしながら全帝に見据える。 「私今のもう一回撃てますけど?」 「降参でつ」 それは無理。全帝の性能高ぇ…… 「ハーイ試合しゅうりょおー 凄いバトルだったね!」 こうしてギルドマスターの掛け声と共に、ランク決め試合(イジメ)が終わった。 イジメ、かっこわるい。
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