イジメとはやってる側がそう思ってないたちが悪い

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「で、どうすか?俺のランクは?」 「うんうん、ランクは全帝に決めてもらうよ。 どうだった貴女の目から見て彼は?」 全帝の評価か……気になるな…… 「そうですね……接近戦だけなら文句のつけようがありません。さらに、身体能力に関しては私を軽く凌ぐでしょう。 しかし魔法が防御も攻撃もほぼ使えないと言うことで、SSランク位が妥当でしょう。 でも魔法さえ使えれば直ぐにランクも上がるでしょう」 ふ、ふーん。全帝の分析力がスゴくてちょっと引いた。まぁでもSSランクなら十分だろう。 「そっかそっか、じゃあ時哉君はSSランクと言うことで。 あ、SSランクからは二つ名がつくんだけどどうする?」 え!ええー二つ名か、恥ずかしいな…… 「全帝は何が良いと思う?」 「そうですね……じゃあ 『瞬撃の煙狼』なんてどうですか?」 「ちなみに名前の由来は?」 まぁ大体予想つくけど。 「貴方の特長の素早い事と、攻撃が当たらない所が煙のようだった事と後は狼だからですね」 「じゃあーそれにしようかな」 何だかんだでカッコいいし。 「オッケー、登録しとくね。早速依頼やる?」 「いえ、今日は疲れたんで寝ます。 お疲れっしたー」 そう言って俺は訓練場を後にした。
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