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気が付くと翌日の昼になっていた。 俊が必死に自分を擦っていた。 手にはクマのぬいぐるみを持って。 「俊…。お腹すいたね? 何か食べようね。」 2人でうどんを食べた。 食べ終わる頃には夕日が部屋の中を照らしていた。 不意にベランダに出た。 5階のベランダから外を眺める。 俊もクマのぬいぐるみ片手に出てきた。 小さな手が恵美の手を握った。
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