初めての嫉妬

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  「せっかく来るんだから、もめたりしないよう努力はするよ。ね、愛美」  何か考え込んでしまいそうな小杉先生を見かねてあたしが口を開くと、愛美も頷いた。 「そうだな。頼むよ。僕も、彼女の様子を見るようにするから」 「先生も大変だねぇ」  どこか他人事のように言った愛美を見て、小杉先生はオイオイ……と吹き出した。 .
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