不登校の彼女

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   持っていても、先生に見つかるのが怖くて置いて来る子もいたり。  だから、あたしも愛美のアドレスや番号は知ってても、どんな携帯を持っているのか、知らなかったりして。 「円香の、可愛いじゃん。パールピンクの」 「でもこれ、去年のだからもう古いし」 「そんなことないよ。きれいなピンク」  ホッとしたように目を細めると、古澤さんはどこか緊張したように続けた。 「あ、あのね、私の教えるからふたりのも聞いていい?」 「いーよ、もちろん!」 「うん、あたしも」  これで修学旅行が楽しくなるね、と3人で顔を寄せ合って笑った。 .
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