2日目・京都

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  「真琴、あたし達どうする? 愛美と一緒にあれやってみる?」 「うーん……おみくじ引きに行って来ようかな……」  呟きつつ、真琴の足は列に並んだ愛美の方へ向いている。  確かに、あのテンションの高い列に興味はある。  真っすぐ歩ける子は少なくて、最初の一歩目で既に軌道から外れていたり、途中から斜めに歩き出したり、意外に難しそう。  あたしもやってみようかな。  そう思って歩き出すあたしの手を、誰かがそっと掴んだ。 「え?」  振り返ると、あたしの手を掴んでいたのはそっぽを向いた大輔。  人混みの中でそうされたもんだから、誰もあたし達のその様子には気付いていなかった。  遠ざかる真琴の背中を一度視線で追いかけたけど、今はあたしの手を掴む大輔の方が気になる。 「どしたの?」 「いや、何する気?」 .
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