2日目・京都

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  「……あの石、楽しそうだなと思って」 「ここで縁結びにあやかるつもりなら、もっといいのがある。やめとけよ」 「どういうこと?」 「あとで教えるし」  きっぱりと強い口調。  大輔がどういうつもりでそう言ってるのか、顔が見えないから判らないけど……。 「でも、おみくじとか、ちょっとくらい……」 「いいから聞けよ」  そのまま、黄色い声のする集団から引き離された。 「えー、ちょっと」 「そこらの女と同じことしたってつまんねえだろが。だいたい縁結びとかもういらないだろ? 恋愛成就ならもうしてるし!」  それは……。  そうだけど。  彼が一体何を考えてるのかは判らなかったけど、そのまま大輔についてって、愛美達を待つことにした。 .
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