第7話 止まらない気持ち

　「みんな大広間のカラオケに夢中になってるからさ。今のうち」　言うが早いか、大輔はあたしに手を差し出す。　行ってみないか、じゃなくて、行こう、でしょ。　そう気付いて、クスッと笑いが込み上げた。　真琴のことがすっきりしたわけじゃないけど、胸のしこりはほとんどなくなっている。　あたしは、笑顔で頷いて大輔の手を取った。．

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