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その夜、愛美から週末の合コンの場所と時間についてのメールが来た。
正直、こんな気分で合コンなんて行きたくない。
だけど愛美に、電話やメールでそれをうまく伝える自信がなかった。
行くだけ行って、愛美と話す余裕があったら今日の真琴とのことを話してみよう。
話せなくても、お茶を濁して帰って来よう。
そう思って、クローゼットを開けた。
迷わないように、着て行く服を選んでおこう。
すると、いつもなら素通りして気付かないものが目に入った。
中学生の頃使ってた、学校指定のナップサック。
ふと手に取って、そういえばこれを持って修学旅行に行ったことを思い出した。
大輔と回った、京都。
一番ドキドキして、何もかもが楽しかった。
戻りたくても戻れないあの頃が、懐かしくて仕方ない。
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