第1話 自分

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「で、此処にはどうやって入ったの?」 そこには、これまた中性的な整った顔に、髪を後ろで一つに結わい、掛け軸や歴史的な絵に在るような服を着た人が橋に立っていた。 これまた、美人さんですなぁ… 「あ、えっと…ですね、気づいたら此処に居たと申しますか…」 「…そう、取り敢えず此処から移動しようか?外だしね」 どうやってこの葉から移動すればと思った時だった。 体がふわりと浮いた。 「っ?!」 そのまま橋に下ろされると、 「では、行きましょうか?」 肩に手を添えられたと思ったら視界に移る世界が変わった。
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