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とある城の中の謁見の間にて、厳かな空気に包まれながらそれは行われている
「うむ、ではお前にはこれより、王都マクシア南部に位置するサマート地方を治める者の監視と補佐の任務を与える。」
常人とはかけ離れたオーラを放つその人物は如何にも威厳のある声でそう話しかける
「はっ!王様の勅命とあらばこの身を何としようとその期待に答えられるよう尽力致します!」
敬礼の姿勢を取りすぐさまその言葉に力強く返事をする一人の女性
「その言葉信じておるぞ、下がってよい」
「はっ」
女性が返事をすると王は護衛と臣下を連れ謁見の間から出ていった
その少しあと
「はぁ…」
とため息を付きながらも女性は城をあとにした。
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