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今日がいよいよ王都を発つ日。
セシリア含め級友や先輩後輩、先生、上司、街の人々。とにかくお世話になった皆様にお別れの挨拶共に再びここへ帰ってきますと宣言しておいた。
やり遂げて早く帰ってこいよと言ってくれる上司や、もう帰ってくるなと憎まれ口を叩くライバル、彼氏ができたら教えてねとウインクを飛ばす親友。
できれば離れたくないものだけど、決心はもう三日前につけてきた。
「いって来ますっ!」
幾人かの見送りに、力強くそういうと、私は国から用意された馬車に乗り込んだ。
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