原因その1

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   「失礼致します。 鈴様、お荷物全て運び終わりましたが、私共で荷解きをしても宜しいでしょうか?」 鈴「あっ、いえ! それは私が自分で致します。」  「畏まりました。 それでは私共はこれで失礼致します。」 そう言ってイケメン執事さん達は帰って行った。 もうちょっと見てたかった…。 鈴「それでは私は自分の荷物を整理して参ります。」 涼「あぁ、うん行ってらっしゃーい。」 ――ピンポーン 誰だ? この学園に尋ねてくるような知り合い居ないんだけど。 涼「はいはい、どちら様です、かっ!?」 玄関の扉を開けると、そこにはフェロモン垂れ流しの超絶イケメンがいた。 ?「…誰だ、お前。」 いや、それこっちの台詞。 ?「鈴が到着したと聞いたんだが…。」 鈴? 鈴って…、もしかして…。 鈴「お、お兄様っ! 何故此方へっ?」 涼「お兄様!?」 このイケメンがっ!? ってことは、鈴、もしや君もその髪の毛の下はイケメンなのか!? イケメン滅びろ! いや、でも目の保養。  
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