原因その1

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  聖「あれぇ~? でも新入生代表挨拶、鈴ちゃんじゃないよねぇ~? あれって首席の子がやるんじゃないのぉ~?」 鈴「あぁ…、挨拶の件は辞退させて頂きました。 中等部で生徒会長を務めていた方がなさると聞きましたが…。」 聖「あー、そうだったんだぁ~。 鈴ちゃんが首席じゃないのかと思ってびっくりしたぁ~。」 なんだその鈴が首席で当たり前みたいな言い方は…。 浬「それより私は鈴が本当にこの学校に来たことに驚きましたが。」 誠「お…も、び…りした。」 聖「そう~? 鈴ちゃんって結構行動力あるから来るだろうなって思ってたよぉ~。」 蓮「その結果が面倒事を呼び込むことにならなければ良いがな。」 渋い表情を浮かべる蓮先輩の言葉に暫しの沈黙。 けれどそれはすぐに破られた。 太「…他の生徒なら関係ないと切り捨てるところだが、他ならぬ鈴のことだ。 生徒会でも出来る限りのサポートはさせてもらう。」 おぉ、よく分からないけど会長らしい発言。 そしてイケメンスマイル(笑) その言葉を聞いて、鈴が驚いた様に息を飲むのが聞こえた。 が、直ぐに口元に微笑みを浮かべた。 鈴「はい、どうぞ宜しくお願いいたします。」 これが俺と、彼等との出逢い。  
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