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鈴「涼介様、私達同じクラスですよっ!」
涼「え、まじで! やったな!」
入学式が終わり、クラス分けの表示された掲示板を見て、各々のクラスに向かう生徒達。
俺と鈴は1組。
昨日は生徒会の人達とお茶をして、そのまま、夕食まで蓮先輩に奢ってもらった。
食堂でも部屋でもずっと鈴と話していた。
鈴は話すのも聞くのも上手くて、その上一々反応が可愛い。
もしも鈴が女の子だったなら間違いなく惚れていたと思う。
一つ一つの動作が丁寧でそこらの女の子よりずっと女の子らしいと思う。
まあ俺はノンケなので男である鈴に惚れはしないのだが…。
鈴と話すのは楽しいので同じクラスだというのは純粋に嬉しかった。
取り留めもないことを話しながら2人で教室に向かうと、何故か人集りが出来ていた。
涼「なんだ…?」
鈴「なんでしょうか?」
よくよく様子を見てみると、どうやらみんなが教室の中を覗き込んで、入ろうとしていないようだった。
周りに習って教室の中をのぞき込んでみた。
?「…zZ」
教室の中では銀髪のイケメンが眠っていた。
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