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聖「もう面倒だから話しちゃってくれない~?
話す気がないならないで、僕達が勝手に話を作っても良いけど、その時君達がどうなるか保証はしないよぉ~?
…わかってるよね? あの子に手を出したってことは、鶯ノ宮家を、そしてこの生徒会の家全てを敵に回したことぐらい。」
いつもからは想像も出来ないドスの聞いた声に、男達は小さく悲鳴を上げると、話し始めた。
清「あ、淳が、肩打ったっていうから、湿布でも貰おうと思って、保健室来たんです。」
淳「鍵、掛かってました。
でも開けようとしたのに気付いて鶯ノ宮さんが出て来てくれて…。」
清「まだ着替えきってなくて、ボタンがいつもよりずっと開いてるの見たら……、が、我慢出来なくなって…。」
……何というか、鈴らしいと言えば鈴らしい。
多分自分の服装も気にせず、保健室に来た怪我人か病人かを純粋に心配して扉を開けたのだろう。
ここにいる、全員がそれを察して溜め息を吐く。
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