原因その5

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  聖「まあ、なんというか、間の悪い子達だね。」 浬「とはいえ別に同情に値するとは思いませんがね。 下衆な存在には変わりがありません。」 隆「…まあこいつらの処分は、生徒会長様と風紀委員長様と理事長様で決めるんだろ? それまで職員寮で預かる。」 そう言って、うなだれ2人の首根っこを掴む。 うわ、こいつ細い癖に力あんのな。 流石ホスト教師。 太「…お願いします。 浬、お前、蓮に連絡しとけ。 俺は理事長にアポ取ってくる。」 浬「もう連絡してあります。 代わりに河合君達に、傍に居て欲しいそうです。 お願い出来ますか?」 いきなり話を振られて驚くが、断る訳がない。 涼「勿論です。」 鈴は蓮先輩の部屋にいるそうで、部屋番号を聞き、すぐに3人で保健室を飛び出す。 俺達に何が出来るって訳じゃないけど、ただ、傍にいることは出来る。 こういう時はそっとしておくべきなのかもしれないけど…。 でも。あの時鈴は洋次にぎゅっと抱き付いた。 それは誰かといる方が安心するってことだと思うから。 そう思いながら、蓮先輩の部屋まで一気に駆け抜ける。 これが俺が彼女を守ることの重大さに気付いた事件。  
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