原因その6

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  隆「休みは…、いねーな? 誰か休みだったら後で言いにこい。」 適当過ぎだろ! それでいいのか教師なのに! 隆「それから転校生を紹介する。」  「「「えっ!?」」」 教室中から驚きの声が上がる。 5月…、こんな中途半端な時期に男子校に転校生…。 つまりは、 涼「王道転校生ktkr!」 隆「河合うるさい。」 しまった、喜びのあまり叫んでしまった。 後悔しながら両手で口を塞いでいたら、前の方の席の洋次がこっちを見ていた。 そしてにっこり笑いながらぐっと親指を突き立てた。 同士よ! 理解してくれて私は嬉しいぞ!! 隆「まあいい、入って来い。」 そんなホスト教師の声と共に、ガラリと開けられる扉。 そこから入ってきて、教壇に上がったのは、 ?「俺、大瀧航太(オオタキコウタ)! 宜しくな!!!!」 ぼさぼさの黒髪に、瓶底眼鏡。 何処からどう見ても王道転校生です、本当にありがとうございます!  
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