冷めた二人が恋したときは？！

荒川 拓哉

外はバケツをひっくり返したような激しい雨が降っている。

下宿先の六畳の部屋でついさっき作った夕食を食べようとテーブルに料理を置いていった。

全て準備し終えて、作った料理をみた。

うんっ、今日もいい出来だ。

実家から遠く離れた大学に進学することになって、親には迷惑をかけている気がするが、下宿というものは結構楽しい。

なにより、毎日料理ができるということが楽しくてたまらない。