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魔物に囲まれた男の真上にどこからともなく現れた、
低い声の持ち主。
黒いコートを着て、フードを被っているため、
容姿は確認できない。
しかし、男にはこの声が誰のものかわかった。
かつてこの地に光をもたらした者。
しかしそれ故、大きなものを失った者。
名は知れているものの、その正体は一部の者しか知らない。
過去…いや、現代も残る英雄。
「零の帝」
零の帝(ゼロのミカド)
魔術機構結成者
その圧倒的な力で、
時代の英雄に上り詰めた者。
過去にいろんな呼び名がついたものだが
結果、この呼び名で落ち着いた。
「貴様はこの程度なのか、
家族を守りたいとは思わないのか」
由来はこの冷たさ故のものでもあるとか、ないとか…
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