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「「キターーーーーーー!!!!!!我が弱小剣道部の救世主!!!!!!!!!!」」
「……自分達で弱小って言うなよ……」
先輩と赤沢が仲良くなったのはそう……同じ剣道部だったからだ。
実は先輩が強引に赤沢を剣道部に誘っただけだったりもしないでもない。
「まぁいいじゃないっすか。弱小って自分達で理解してりゃあ世話ねぇっしょ」
「お前は身も蓋もないな……」
先輩は泣き出しそうだったが赤沢は無視して前に出る。
「き、君何なんだね??!」
「赤沢ですけど」
「いやいや、それを聞いてるんじゃなくて……!!!」
「ああ、あとの試合は俺が出るんでそういうことで宜しく」
「………!!!………!!!!あ、いや、、だったら防具ぐらいつけなさい!??」
審判は防具もつけずに竹刀一本で前に出た赤沢に呆れたような驚いているような感じで注意する。
「やだ。アレだせーし」
「そういう問題じゃ……」
「そういう問題。それに、傷なんてつかねーから気にしなさんな」
「……!!!!」
相手高はバカにされたと思ったらしく、その赤沢の言葉で殺気立った。
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